入りづらいアクセサリーショップにオタクが一人で行ってきた奮闘記。
彼女へのプレゼントに何あげたらいいかわからない…
ネットで調べてもアクセサリーがオススメ!って出てくるけど、いつもしまむらのパーカーを着ているオタクにアクセサリーのことなんて分かる訳ないのである。
なんでこんなちっこいのに高いの!?こっちの方がデカい石ついてるのに安いやん!
指輪とか見ても赤色だったら炎耐性上がりそうだなとしか分かんないっすよ。
でも、せっかくのプレゼントなのでいいものをあげたいのです。
いつまでもわかんないって言ってても埒が空かないし、分からないなら店員さんに聞けばいいじゃないということで、勇気を振り絞ってアクセサリーショップに行ってきました。
今回はオタクが初めてアクセサリーショップに行ってきた冒険譚となっているので、アクセサリーショップにソロで行った雰囲気が伝われば幸いです。
ネットで良さそうな商品を探してみる
「彼女 アクセサリー プレゼント」でGoogle先生で調べて出てきたブランドを片っ端からメモしてブランドのサイトを駆け巡りました。
途中で出てくる「どこぞのブランドは安っぽい~、年齢を考えて~」みたいな評判に頭を悩ませることもありましたが、とりあえず自分が良いと思ったものを挙げてくことにしました。
見てるとブランドごとに特徴があって、ここは良さそうだなとか、ここはあんまり好みじゃないなってのがなんとなく分かって結構楽しかったです。
そして何点か良さそうな商品をリストアップしてまたメモしていきます。
個人的にはeteとageteがいい感じでした。シンプルだけど個性的。どっちだよ。
4℃とかTHE KISSは鉄板過ぎて少し違うのがいいなって。
ブランド分からない癖に他とはちょっと違う感を出したいマン。
良いブランドと良さそうな商品をピックアップしたらいざ次のステップへ!
目指すは名駅のなんかアクセサリー売ってるところ
そのままネットショップで商品決めて買えばいいやん!とも思いましたが、以前彼女から言われた言葉を思い出したのです。
女の子は彼氏が買ってきてくれたことが嬉しいの!
ちゃんとお店に行って、悩んで選んでくれたっていうのが嬉しいんだよ!
とのことです。ほーん、確かに。
一理あるどころか百理ある。ネットは確かに便利ですが、ちゃんと現物を見るってのも大事ですからね。
という訳で今回はちゃんとお店に行って買うことにしました。偉いぞ、自分。
ボクは愛知県住みなので、近くだと名古屋が一番そういうお店が多いとのこと。普通に考えてそうだよね。でもいちいち調べてた。
一応、ある程度ブランドと商品は絞り込んでありますが、どうせなら色んなお店見た方がいいやんと思ったので、たくさん見て回ることに決めました。
気合を入れてアクセサリーショップへ
いつもしまむらのパーカー着ている様なキモオタが、上品なアクセサリー屋さんなんか言ったら死んでしまうと考えたボクは、精一杯のおしゃれをして行くことにしました。
丈の合ったズボンを履いて、シャツとセーター、ちゃんと上着も装着。
悲しいけど今回はよれよれのパーカー君はお留守番です。
戦場へ赴くには相応しい戦装束で向かわねばなりません。
車を走らせて格安コインパーキングに停め、名駅のタカシマヤへ。
いざ、殴り込みじゃあ!!
ちゃんと普通に入店しました。
そこは未知の領域、異質な空間
最初に行ったのは気になってたageteさんとこのお店。
圧倒的アウェー感の雰囲気…
自分はここに来るような人間では無いという感覚が襲ってきますが、震える足で床を踏みしめて店内を徘徊します。店内って言ってもテナントみたいな感じなので広くないですけど。
キョロキョロと目でバタフライを泳ぎながら商品を見ていると、店員のお姉さんが話しかけてきました。
お姉さん「何かお探しでしょうか?」
キタッ!これは乗り越えなくてはいけない試練…!
ボクは店員さんとの会話が苦手です。お仕事大変だと思うのですが、こちらから尋ねるまで話かけて欲しくないタイプの人間なのです。
そしてボクは日和りました。ちゃんと店員さんと話そうと思っていたのですが、いざ向き合うと、お店の空気感とお姉さんの笑顔に負けて白旗を上げていました。
ボク「あ、ちょっと見てるだけなので…大丈夫ですぅ…」
そんなことを言って、そそくさとお店を退散したボクはフラフラと他のアクセサリーショップを回りました。
オタクにはアクセサリーショップは難易度高かったよ…。
VERY HARD超えてIMPOSSIBLEだよ。
DMD(Dante Must Die)いや、Otaku Must Dieだなこれは。
デビルメイクライ5楽しみですね。
店員さんに声を掛けられないように、接客中や遠巻きに見たりしてなんとか色んなところを見て回りました。
一通り見終えて、気になった商品があったお店に、覚悟を決めてもう一度行ってみることにしました。
店員のお姉さんとの高度な心理戦が…幕を開ける!
帰ってきました最初に来たageteさんのお店。
お姉さん「お帰りなさい。良いのはありましたか?プレゼントですかね?」
お帰りなさいだと…!?さっきのことを覚えてくれていてなお温かく迎えてくれるというのか…!!
しかもこの人、できる!何も喋っていないのにプレゼントだということを見抜いてくるとは…!
って思いましたけど、後から考えてみたら女性用のアクセサリーショップに男一人で来てたらほぼ間違いなくプレゼント用ですよね。
ボク「あ、そんな感じです。もうすぐなので…」
お姉さん「お優しいんですねー、素敵ですー。どんな感じかお決まりですか?」
ボク「あ、一応ある程度決めてるんですが、色々と見てるんです…」
お姉さんのお帰りなさいとお優しいんですねのコンボを喰らったボクは、この店員さんをいい人だなと思ってました。
店員さんからしたら接客マニュアルなんでしょうけど、慣れてないボクはこの店員さんなら話を聞いてもいいかなと思ってしまったんですよね。恐るべし、接客スキル…!
予算や彼女の雰囲気や普段の服装を伝えると色々と商品を見せてくれました。実際に着けるとどんな感じか、その商品のどういうところが可愛いのか、1年前までピアスとイヤリングの違いが分かっていなかったボクにも非常に丁寧に説明してくれました。
その中で、特に良さそうだと思ったピアスがあったのですが、他のお店ももう一度見て回りたいと思っていたボクは決めきれずにいました。
お姉さん「よろしかったら、品番控えさせて頂きますよ。他のお店で気になられているものがあったら、そちらもよく見てじっくりお決めになられてくださいね」
なんだこの人は天使か。
ボクの方から言い辛い「決めかねてます」を汲み取ってくれ、快く送り出してくれました。
しかも気になっていた商品を忘れないように、名刺見たいなカードに商品名と品番を書いて渡してくれました。アクセサリーショップってこんなサービスしてくれるんですね。すげーや。
天使さん「たくさん悩んでくれて彼女さんも嬉しいと思います。なので、お客様が本当に良いと決めた商品を渡してあげてください」
もうこの頃には最初の店員さんと話し辛いという感覚は消え去り、店員さんの言葉通りに、しっかりと話を聞いてプレゼントを選ぼうという気持ちで溢れていました。
そしてプレゼントを決めるべく、今一度目星を付けた商品があるお店を回りました。
3度目の正直、私、買います
またまたやってきましたageteさん。3回目ですよ。
同日に3回来店ってどうなんでしょうね。ちょっと恥ずかしいですけど、そんなことも言ってられません。
天使さん「お帰りなさい。少々お待ちくださいね。」
2回目のお帰りなさいを貰っちゃいましたが、さっきまで対応してくれていた天使さんが接客中だったので、他の店員さんが対応してくれることに。
ボク「あ、さっき商品を見せてもらって…それが欲しいんですけど」
口を開く度にいっつも「あ、」って言う。小林製薬か。スーモかも知れない。
先ほど渡してもらった品番を控えたカードを店員さんに渡すと商品を用意してくました。
話すことが苦手なボクでも、こうやってスムーズにやり取りができたので品番の控えはとってもありがたかったです。
そうこうしているうちに、他のお客さんに対応していた天使さんが接客を終えて、ボクの接客に来てくれました。
天使さん「こちらに決めていただいたんですね。ありがとうございます!」
いえいえ、こちらこそありがとうございますですよ。ほんとに。
プレゼント用のラッピングは普通の箱と¥1,200ぐらいのちょっといい箱があったので、ちょっといい箱にしてもらうことに。
あと、メッセージカードも付けてもらえました。
天使さん「プレゼントもそうですが、何より気持ちのこもったメッセージはとても嬉しいので、しっかりと書いてあげてくださいね」
天使さぁぁぁあぁぁン!分かりましたぁああああ!!
天使さんは最後まで天使さんでした。
お会計を済ませ、商品を受け取りお店を後にたボクは、とても清々しい良い気分でした。
ちなみに買ったのはこちらの商品です。
[アガット] agete 【 K10ピアス 】 1017411215203999
- 出版社/メーカー: agete(アガット)
- 発売日: 2017/10/06
- メディア: ジュエリー
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なんか上品でオシャレじゃろ?センス良かろ?
お店で買うのは恥ずかしいかもしれない、でも大丈夫だよ
そんなこんなでボクの初めてのアクセサリーショップのお買い物は無事に終えることができました。まるで初めてのお使いの気分。ショゲナイデヨベイベー!
行く前はお高いところだし、ボクみたいな存在が行くような場所じゃなくて嫌だな…と思ってましたが、店員さんの接客が凄く良くて全然大丈夫でした。
ageteさんの天使さんを始め、他のお店でもとても良く対応してもらえました。
なんか怖いな…とか普段行くような場所じゃないから…とか思ってる男性諸君。主にオタクの諸君。大丈夫です、アクセサリーショップは怖くないところでしたよ。
まぁ、数十万円とかするお店はまた別だと思いますけど…。
またプレゼントを渡したら記事にしてみたいと思います。
喜んでもらえるといいなぁ…。