実写版「かぐや様は告らせたい」は平野紫耀君を割と好きになる作品
毎度どうも(気さくな挨拶)
先日遂に実写版「かぐや様は告らせたい」を劇場で観てきました。えぇ、橋本環奈と平野紫耀君が主演のアレです。適当にレビューしていくのでよかったら参考にしてね。
アニメ原作の実写化って大抵ロクなことにならないんで、原作ファンの大半は実写化を親の仇のように憎むんですけど、今回の「かぐや様は告らせたい」の実写映画化は個人的にはアリだったなと思える作品でした。
まぁ待て、確かにジャニーズや若手俳優が出ていると事務所のゴリ押しの出汁に作品が使われる感があって嫌なのは分かる。でも内容を批判するならちゃんと観てから批判しよう。
ボク自身は原作は7巻ぐらいまで、アニメは全話視聴している原作をほどほどに知っている勢なのですが、充分に楽しむことができましたよ。
なのでこれから映画を観る人には安心して観てもらいたいです。そりゃ人によって感想は変わると思いますが、そこまで酷いものではない。こういうのもいいかもなって思えることもあるかもしれません。
大丈夫だ、少なくともデビルマンよりはマシだ。
ウァーオレデーモンニナチャッタヨー
あと早坂さんの女優さんが可愛いのでそれだけでも観る価値があると思う。
最初の20分は我慢しろ、その先は面白いから
ぶっちゃけると映画が始まってからの冒頭数十分は怪しいです。あれ?これは…コケたかなと思う。妙に安っぽい演出(わざと狙っているのかもしれませんが)と、原作をしっているが故のかぐや様と会長の違和感。
極めつけの藤原書記。藤原書記の初登場シーンで一瞬場内がピリッとします。この緊張感、プライスレス。実際に観ると分かるよ。
でも千花(藤原書記)ちゃんは正直しょうがない。ピンク髪で頭にはデカリボンがついてる巨乳のアホの子なんてそんなもん3次元に引っ張り出せる訳がないんだから。役者さんはかなり頑張っていた方だと思います。むしろあんだけ難しい役を頑張って演じてたので好評価ですよ。しかもかなりアニメと声が似てましたしね。一瞬声優さんが声当ててるのかと思いましたもん。
「あーこれやっちまったなぁー」感が凄まじいですが、そこはグッと堪えてちゃんと観ましょう。かぐや様の映画館デートら辺から面白くなってくるので。かぐや様のデートをバックアップする早坂さんが可愛い。
ほどよい原作改変とオリジナルストーリー
シナリオに目を向けてみると、構成は割と良かったかなと思います。テンポよく原作の話を展開していき、かぐや様の世界観を知らない人にもすんなりと入り込めるようにしていました。
原作を知っている組からすると「あ、これこの話か」と分かりますしね。ただ全てを原作どおりに展開するのではなく、ところどころ映画向けに改変されており、それもまた上手くできていたと感じます。
惜しいなと思ったのは夏休み編で会長たちがかぐや様に花火を見せてあげるところ。かぐや様念願のみんなと花火を見るけど、会長の横顔に目を奪われて花火の音が聞こえないってシーン。あれは原作の漫画ならではのタイトルとセリフを上手いこと組み合わせた激アツシーンだったので、映画だとややインパクトに欠けて普通のシーンになっていました。なんで原作未視聴勢は原作も観て早く。
まぁでも原作知っている組だとニヤニヤはできるので上手いこと落とし込んでいるのかな?
後半は映画オリジナルストーリーになるのも良かったです。生徒会長選挙戦が行われますが、そうきたかーってなりましたね。あとかぐや様を応援する早坂さんが可愛い。
観てると平野紫耀君がな、好きになるんや
ハスキーな声なので最初は会長役に違和感バリバリな平野君ですが、徐々にその違和感も薄れていきました。ハシカンはハシカンで安定してたよ。
だいぶアホの子が強めな会長に仕上がっていましたが、でも現実でやろうとしたらこんなもんかな感。好きな女の子に見栄を張りたい思春期の男の子を上手く表現できていたと思います。
生徒会選挙の時の「キング・オブ・プリンス!」とかの小ネタも良かった。ふふって笑えるのは大事。前半あれだけピリついていた場内が、後半はみんな自然に笑ってましたからね。
「壁ダァン」の発音も妙に良くて、映画が終わるころには平野君良い子だなと思えるようになってました。ジャニーズが出てるから観たくない!って層も割といるかと思いますが、言うほど悪くは無かったから安心して観るといいぞ。
どちらかと言うとカッコつけのダサくて憎めない会長を頑張って演じる平野君は男から見ても好印象だ。
実写化かぐや様は大成功!ではないにしろ普通に良かった作品
全てが良かったと言える訳ではないですが、原作ファンもそれなりに満足することができてエンタメとしても満足できる作品に仕上がっていたと思います。
橋本環奈と平野紫耀君目当てで観る人にはもちろんいい感じ。早坂さんを演じた女優さんも可愛かったし。堀田真由さんって名前らしいッスよ。やっぱ時代はハーサカなんだよなぁ。
主題歌はまぁ平野君が出ているからキンプリでもいいんだけど、アニメが凄い良かったからどっかで鈴木雅之の曲を入れてくれてたらもっと盛り上がれたかなとも思います。アニメと実写作品は全くの違うものとしているからかも知れないですけどね。
ボク自身も実写化はこの世全ての悪の如く憎悪する一人ですが、今回のかぐや様は人に薦めても問題ないと思える出来でした。なのでまだ映画を観てないかぐや様好きは是非劇場まで足を運んでみてください。
ボクのかぐや様狂いの友人も言ってました。「実写化はクソkusoくそオブの糞だけど、その興行収入や話題性でアニメの二期や漫画の続きが作られてコンテンツが長続きすればいいんだ」と。
自分の好きな作品が実写映画化された時に思い返したいこの言葉。嫌だけど決まったもんはしょーがない、せめてファンなら応援したろの精神。
そんな訳でみなさんも今週末は映画館で堀田真由さんの活躍を目に焼き付けてきてください。
おわりです。