ハロゲンヒーターで火事を起こしそうになったお話
11月に入り、本格的に寒くなってきましたね。
今までは部屋の中でパーカーを着たり、膝掛けに包まったりして寒さを凌いできましたが、そろそろ耐え切れなくなってきたのでハロゲンヒーターを引っ張り出しました。
僕の使っているハロゲンヒーターは縦長型のタイプで、本体の真ん中に棒状のランプがついているモノになります。
このハロゲンヒーターはかれこれ10年近い付き合いになり、そろそろ寿命かもしれませんが動く限りは僕のことを暖めて貰いたいと思います。
長い付き合いであるこのハロゲンヒーター君ですが、かつてボヤ騒ぎを起こしています。
高校生の頃、冬になると僕はマフラーを着用していました。黒色にグレーの十字架みたいな柄の入った、何とも中学生ぐらいの子が好きそうな柄のマフラーです。
当時の僕はそのマフラーをカッコいいと思っていましたし、お気に入りでした。
ある雪の日、学校から帰ってきていつものようにハロゲンヒーターの電源を入れた僕は、「ハロゲンヒーターに当てれば、濡れたマフラーがすぐ乾くんじゃないか?」と、誰でも火事になると気付きそうな案を思いついてしまいます。
今思えばとてもバカな思いつきなのですが、当時の僕は寒さで頭が固まっていたのか、ハロゲンヒーターにマフラーを当て始めました。
椅子に座ってマフラーが乾くのを漫画を読みながら待っていると、どこからか焦げた臭いが…
慌ててハロゲンヒーターからマフラーを引き剥がすと案の定、焦げていました。
しかも綺麗に、十字架の柄に沿って黄色く焦げ模様が…
なんということでしょう、お気に入りのカッコいい十字架のマフラーが、黄色の線が入った焦げ焦げマフラーに大変身です。
当初はやってしまったと後悔しましたが、少々焦げ臭いだけですし、元々黄色の線が入ってるもんだと思えば普通に使えるなと考え、高校卒業まで使い続けました。
周りの人間には、なんか焦げたマフラー使ってる奴がいると思われてたみたいですが。
この事件以来、ハロゲンヒーターの取り扱いには本当に慎重になりました。人間、失敗から学ぶものですね。
そして焦げたマフラーはまだ僕の部屋にあります。自分への戒めと、焦げても使い続けた思い出の品という意味で。
これからの季節、暖房器具の取り扱い不注意や、乾燥により火災が起こりやすくなります。
焦げたマフラーを見て、今年も火事を起こさないようにと気を付けて行こうと思います。